イッタラ・ナイーブアート展

イッタラの中心部にあるガラスセンターで開催される「イッタラのナイーブアート展」は、フィンランドで最も有名で歴史のあるナイーブアート展示のひとつです。

1989年にイッタラの旧木造校舎でスタートしたこの展示は、現在ではフィンランド最大かつ最も多彩なナイーブアートの拠点となっています。

この展示では、フィンランド人アーティストの作品を通じて、日常生活やフィンランドの自然が、しばしばユーモアや温かみを交えて描かれています。ナイーブアートの世界は、鮮やかな色彩と豊かな表現力が特徴で、どなたでも親しみやすいアートのジャンルです。現代ナイーブアートは、純粋さや誠実さが物語性や創造性と融合し、作品には自伝的な要素や細部にまでこだわった表現が溢れています。その全体的な印象は遊び心があり楽観的ですが、時には社会的な批評を含むこともあります。

夏の展示会では、約50名の現代アーティストによる新作が紹介され、毎年21,000人以上の来場者を魅了しています。この展示は、5月中旬から8月末まで毎日開催されています。

冬の展示会は、ナイーブアートの歴史や新しいテーマに焦点を当てています。また、アートワークショップやコース、コンサートなどのイベントも併せて開催されます。冬の展示会は、11月から3月までの週末に開かれ、グループでの訪問は平日にも予約可能です。

ロビーショップでは、アート作品やアート用品、インテリア雑貨、書籍、ポストカードなどをご購入いただけます。

この展示会は、静かな環境でアートを楽しむのに最適で、あらゆる年齢層の方におすすめです。ヘルシンキから約1時間という便利な立地にあり、日帰り旅行の目的地としても理想的です。