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モデルコース
フィンランドの田園文化
活気あふれるエネルギッシュなヘルシンキから穏やかなトゥースラ湖畔(Tuusulanjärvi)まで、そして威厳あるハメ(Häme)城から静謐な美しさを湛えた国立公園の数々まで、文化探訪とアウトドア体験をバランスよく楽しむことができます。フィンランド南部の奥深い魅力に触れてみたい方におすすめのモデルコースです。
クレジット: Julia Kivelä
文学がお好きなら、自然を題材にした小説の世界に飛び込んで、『マタラ』、『海の獣』、『アルヴェヨルド』など、ベストセラー作品の舞台になった聖地を訪問するのもおすすめです。国立自然史博物館では、わずか27年で絶滅したステラーカイギュウを見ることができます。これは、人類すべてに影響を及ぼす自然の消滅といった、現代における喫緊の課題に取り組む小説『海の獣』(原題:Elolliset)で中心的な役割を果たした生物です。セウラサーリ島(Seurasaari)では、マティアス・リイコネンの小説『マタラ』を読んで冒険の世界に没入してもよいでしょう。一方、ヴァンター(Vantaa)のイソスオ(Isosuo)自然保護区では、マリア・トゥルチャニノフの小説『アルヴェヨルド』(原題:Suomaa)の中心テーマである沼地の力強さと、フィンランド人が何世代にもわたって受け継いできた自然との深い結びつきを感じることができます。