先住民族の文化に敬意をもって接しましょう
北極圏の文化を学ぶ最も良い方法は、フィンランド・ラップランド地方のシーダやサヨスといった場所でサーミの人々と触れ合うことです。ここでは、敬意をもってサーミ人を訪問するヒントをご紹介します。
クレジット: Mikko Ryhänen
北極圏の文化を学ぶ最も良い方法は、フィンランド・ラップランド地方のシーダやサヨスといった場所でサーミの人々と触れ合うことです。ここでは、敬意をもってサーミ人を訪問するヒントをご紹介します。
サーミ博物館と自然センターを兼ねたシーダとサーミの文化と行政の中心地であるサホスは、いずれもイナリの中心部に位置し、徒歩10分ほどの場所にあります。
シーダではサーミの文化に触れ、北極圏の自然の驚異を体験することができます。館内にはサーミ人と自然との深いつながりを紹介する展示があり、北の大地の循環を肌で感じることができます。シーダでは、文化、芸術、自然に関する屋内展示を交代で行うほか、夏には野外博物館も開催されます。
サーミ議会の本庁と議会場は、サーミ人のさまざまな組織とともにサホスの美しい木造建築の中にあります。サーミ議会議事堂は、ガイドツアーで見学することができます。
ラップランドの大自然は、その大部分がサーミ人の故郷であるサーピに属しています。訪れた場所に痕跡を残さないように配慮してください。ごみは持ち帰りましょう。地域の自然環境を守るため、必ず既存のルートやトレイルを使用しましょう。
神聖な場所や史跡を訪れる際、または現地の方々と接する際は、敬意をもって行動するようにしましょう。ピエルパヤルヴィ原生教会 (1760年に建てられた教会で、イナリの旧市街にある)といった神聖な場所を訪れる際は、標識や指示に従ってください。例えば、遊んでいる子供の写真を撮ったり、トナカイのパドックに入ったりしないようにしましょう。
フィンランドのラップランドは、複数の文化や地区が共存する多様性に富んだ地域です。サーミ人の故郷であるサーピは、サーミ人が伝統的に居住する文化圏で、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・ロシア4ヶ国の北部にまたがっていています。サーミ人文化は、しばしば商業利用および金銭的利益獲得のために流用されてきました。サーミ人について学び、敬意と倫理的なマナーをもって訪問しましょう。
倫理指針に関する詳細情報: the Samediggi site