クレジット: Harri Tarvainen
フィンランドの最東端に位置する北カレリアは、自然の魅力と伝統的な食文化、そしてゆったりとした生活のリズムで有名です。約2,000の湖と24,000のコテージがあり、フィンランド人がリラックスして自然を楽しみたいときに訪れる場所です。
北カレリアは、フィンランドの険しい山々、澄み切った川や湖、素晴らしい植物の島々を体験したい自然愛好家にとって完璧なバケーションスポットです。何世紀にもわたって、芸術家たちがインスピレーションを得るために訪れてきた場所なのです。
コリは、フィンランドで他に類を見ないほど芸術家、写真家、自然愛好家を惹きつけてやまない場所です。ウッコ・コリの丘の上に立つと、丘や湖、小さな島々といったトールキン風の風景が目の前に広がり、その理由がよくわかるでしょう。コリでは、冬はスキーやスノーシュー、夏はハイキング、カヌー、ボート、サイクリングなど、さまざまなアウトドア・アクティビティを楽しむことができます。ベリーを摘んで、フィンランドの常民権に感謝することもお忘れなく。
コリ国立公園についてもっと知りたい方は、国立公園のサイトをご覧ください。
氷河期に形成された青く澄んだ湖の上に、砂礫のエスカー尾根が堂々とそびえる風景で有名なペトケリ。この国立公園は日帰りに最適で、2kmから7kmのコースが整備されています。洪水でできた草地やビーバーダム、絵に描いたような尾根を歩くと、絵葉書の中を歩いているような気分になります。カヌーを借りて、ペトケリ湖やパヴィンスオ国立公園への小旅行も可能です。
パヴィンスオの湿原は、小さなトウヒや松、小さな池や川があり、まるでポケットサイズの世界のようです。大きな湿地帯を走る標識付きのコースや、湿地帯を渡るためのダックボードがあり、驚くほど歩きやすいコースになっています。また、白砂のビーチが美しいSuomunjärvi湖も見逃せません。
コロヴェシでは、岩の絶壁が狭い水路の上にそびえ立ち、フィンランドの初期の入植者が描いた古代の岩絵で覆われています。サイマー湖のほとりにあるこの公園は、パドリングに最適な場所で、サイマーワモンアザラシを見ることができるかもしれません。歩くのが好きな人には、自然遊歩道と2つのハイキングコースがあり、コロヴェシ湖の自然の素晴らしさに浸ることができます。
パルッペインヴァーラは、地元の伝統を紹介する歴史的建造物を通して、古代カレリアの中に入っていくことができます。伝統的なカネル音楽が流れるルーン歌手の家、本格的なカレリア料理が味わえるRestaurant Parppeinpirtti、戦時中に軍の司令部として使われていた国境沿いの小屋、そして小さな正教会のチャペルもあります。
ヴァラモ修道院は、美しいヘイナヴェシに位置し、フィンランド正教会の宗教的生活の中心地として活動しています。教会の歴史的な品々を常設展示しているほか、企画展も開催しています。修道院内のレストラン「Trapesa」では、おいしい料理と修道院でつくられたワインが楽しめます。また、修道院内の宿泊施設では、静かにくつろぐことができます。
ボンバビレッジは、かつてのカレリアの姿を再現して造られたものです。ここには、壮大な装飾が施された木造の別荘「ボンバハウス」をはじめ、ホテル、レストラン、スパなどがあります。夏には、マーケットや劇場も開かれます。子供たちと一緒に、Laitala’s Bun Workshoでフィンランドの伝統的なお菓子の作り方を学びましょう。