森の中でデザインの素晴らしい建築を楽しむ
建築雑誌に登場しそうなしゃれたシェルターや小屋が大自然の中にあるのはフィンランドらしいと言えます。タイムレスなデザイン、高い機能性、北欧のミニマリズムの精神は、国立公園や自然保護区など人里離れた場所にもしっかり存在します。
フィンランドのシェルターや小屋のほとんどが伝統的な木造建築です。しかし、トレッキングやキャンプに最新の美を取り入れたいなら、旅のプランにこれらの素晴らしい場所を加えましょう。ページの最後に地図もあります。
クレジット: Visit Salla / Suvi Kauhanen
建築雑誌に登場しそうなしゃれたシェルターや小屋が大自然の中にあるのはフィンランドらしいと言えます。タイムレスなデザイン、高い機能性、北欧のミニマリズムの精神は、国立公園や自然保護区など人里離れた場所にもしっかり存在します。
フィンランドのシェルターや小屋のほとんどが伝統的な木造建築です。しかし、トレッキングやキャンプに最新の美を取り入れたいなら、旅のプランにこれらの素晴らしい場所を加えましょう。ページの最後に地図もあります。
ラップトップのルオスト村からわずか2kmの場所にある日帰り旅用の小屋は眺めの素晴らしい場所にあり、初心者も簡単に立ち寄れる場所です。壮大な北部の風景を最前列で楽しみ、1年中北の空で見られる光の自然現象を鑑賞することができます。小屋には基本的な暖房とコンロがありますが、コンロにはホットプレートがないので料理をしたい人はキャンプ用料理器具を持参しましょう。
ラップランド東部のウルホ・ケッコネン国立公園には、ラウトゥランピ沼の隣に2つのタイプの異なる小屋があります。2021年に完成したばかりの新しい木造の小屋です。一つは8人までのグループで予約できる小屋で、もう一つは乾燥室のある予約なしで誰でも利用できる小屋です。もう一つの建物には日帰りのハイキングに利用できる小屋があります。立ち寄っておやつを食べたり、国立公園の広大な眺めを楽しんだりしましょう。これらの小屋はいくつかの出発点から歩いて、また冬にはスキーバスでアクセスできます。
北の大自然の中に冒険に出かける前にフィンランドのアウトドアのエチケットを学んでおきましょう。
ウルホ・ケッコネン国立公園の入口からわずか700メートルの場所、家族連れにやさしいオーロラトレイルには最新のしゃれたシェルターがあります。名前の通り、ここでは神秘的なオーロラや夏の真夜中の太陽を見る素晴らしい機会があります。小屋には暖房がきいていて、大きなテーブルやベンチもあり、小さな子供のいる家族でも素晴らしい日帰り旅が楽しめます。大きなテラスから眺めを楽しむこともできます。
この素晴らしい日帰り旅用の小屋はフィンランドで一番最近制定された国立公園(2022年)、サッラ国立公園のPahakuru(パハクル)トレイルにあります。小屋の中でコンロを使って、あるいは小屋の隣にあるキャンプファイヤのできる場所で、簡単なランチを温めたり作ったりしましょう。さわやかにハイキングを楽しんだ後の食事はとてもおいしいものです。こんな美しい景色を見ながらならなおさらです。この小屋は、大自然の中の建築物を専門にしているフィンランド人建築家Manu Humppi(マヌ・フンッピ)によって設計されました。彼はまた、ウルホ・ケッコネン国立公園にあるラウトゥランピ小屋も設計しています。
サッラ国立公園にはアクセスが簡単ないくつかの小屋があり、北の自然現象を観察するのにぴったりです。これらの美しい木造の小屋は、冬にはオーロラや雪に覆われた森、夏には真夜中の太陽の黄金色の光、秋には見事な紅葉、春にはこぞって戻ってくる渡り鳥を観察するのに最高です。まさにユニークなデザインと自然が融合する風景を見るには、Sallatunturi(サッラトゥントゥリ)から4kmのKaunisharju(カウニスハルユ)、あるいは、Keselmäjärvi(ケセルマヤルヴィ)湖に行ってみましょう。
タンペレの北東20kmの場所にあるキントゥランミ自然保護区もハイカーに人気の場所です。人気のレクレーション地域では、18kmに及ぶ標識のあるトレイルや、踏み板、6つのキャンプファイヤ場、キャンプファイヤのできる場所のうち4箇所に環境保護に配慮して設計された差し掛け小屋があります。3つの小屋の隣には、薪小屋とドライトイレがあります。
環状の13kmのサイマーワモンアザラシ・トレイル、フィンランド語でNorppapolku(ノルッパポルク)では、フィンランド最大の湖サイマー湖の多様な風景が楽しめます。トレイルは森、エスカー、湖岸の絶壁を通りますが、差し掛け小屋は車椅子でもアクセシブルです。最新の広々としたシェルターは、地産の木材を使ってこの地域の人々によって建てられたものです。
遠く北まで旅しなくても、自然を身近に感じながら、最新の木造建築を楽しむことができます。Viikki-Vanhankaupunginlahti(ヴィーッキ・ヴァンハンカウプンギンラハティ)自然保護区は、ヘルシンキの中心からバスでわずか30分の場所にあります。Pornaistenniemi(ポルナイステンニエミ)から出発して、アクセシブルな木道を通って行ける人気の島ランマスサーリは、のんびりした日帰り旅行に最高です。バードウォッチングが好きな人にとって、木道沿いに追加された台はありがたいものです。
自然の中にある北欧建築についてもっと知りたい、建築家の見解やストーリーを聞きたいと思ったら、北欧建築コラボレーションのサイトarchinfo.fiをご覧ください。
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