フィンランドでカヤックとカヌーを始めるためのアドバイス

フィンランドの素晴らしい自然に浸る一番の方法、それはパドルで漕ぎながら水上をゆっくり進むことでしょう。静寂の中にたたずみ、世界で最もきれいな空気を吸い込むと、きっと心も落ち着いてきます。パドルで漕ぐことに夢中になりながら、大自然のこの上ない素晴らしさを発見している自分に気づきます。しかも、二酸化炭素を一切排出することなしに。カヌーやカヤックは目的地を訪ねるための最もサステナブルな方法のひとつなのです。

フィンランドは、1000の湖がある国として、数多の曲がりくねった川や世界最大の群島がある国として知られています。カヤックやカヌーに乗るとフィンランドの隠れた宝石が発見できます。パドルで漕ぎながら湖水地方の果てしなく続く水路を渡ったり、海岸にある手つかずの自然の入り江を発見したり。白夜に急流を下るのもいいでしょう。

以下にあげるのは、フィンランドでカヤックとカヌーを始めるためのおすすめのいくつかです。

穏やかな内陸部の湖は初心者にぴったりです。フィンランドの中部および東部の湖水地方には無数の湖があります。この地域には形や大きさが異なる湖がそろっています。

フィンランド最大の湖であるサイマー湖はカヤックやカヌーの楽園です。美しい Puumala/プウマラの町はカヤックやカヌー旅行の格好の出発地点です。練習セッションを予約したり、サイマー湖の迷路のような水路を巡るガイド付きカヌー ツアーに参加したりできます。

湖水地方南部にはパイヤンネ湖という素晴らしい選択肢もあります。国内で2番目に大きい湖であるパイヤンネ湖では、水上のアクティビティや探検の機会が盛りだくさんです。 Päijänne/パイヤンネ国立公園の有名なエスカーは氷河期に遡る地形です。この地域にある多くの島、砂浜が美しい入り江、岩石海岸を探訪することをおすすめします。

Oulujärvi/オウルヤルヴィ湖は、長く続く砂浜と松林で知られ、パドリングのスキルを磨くのにぴったりな湖水地方北部のスポットです。Niskaselkä/ニスカセルカ島では古代の森を探訪できます。このエリアに棲息するさまざまな種類の鳥には驚嘆させられるでしょう。

これもおすすめ：アドレナリンを求める人は、フィンランド東部のRuunaa/ルーナ急流でラフティングを体験できます。これは伝統的な木製ボートで急流を下るガイド付きツアーです。急流下りをした後は、カレリア地方風ランチが楽しめます。

フィンランドの沿岸部・群島地域では、さまざまなスキルのレベルや好みに合うカヤックのルートが幅広く見つかりますので、難易度を上げたルートを求める人にもぴったりです。

たとえば、フィンランドの西海岸にあるRauma/ラウマ内群島は、パドリングのスキルを次のレベルに引き上げるのに最適な場所です。ガイド付きのカヤックツアーを予約して、ボスニア海国立公園とその美しい景色を探訪しましょう。海岸沿いでは状況が急変する可能性があるため、出かける前に必ず天気予報を確認してください。筋肉が痛くなったら、いつでも気軽にフェリーに乗ってKylmäpihlaja/キュルマピフラヤ灯台を訪れることができます。

水上でパドルを漕いで行く他のユニークな目的地として、南海岸のHanko/ハンコに近い Bengtskär/ベングツカール灯台もあります。この灯台の島に行くには外海を漕ぐ必要があるため、カヤックの経験が豊富な人のみにおすすめです。ベングツカールにはカフェばかりでなく小さなホテルさえもあります（事前に部屋を予約する必要があります)。