フィンランドでも素晴らしい紅葉を楽しむことができます
フィンランド語で紅葉は『ruska(ルスカ)』と呼ばれ、秋になると葉の色が黄色、オレンジ、赤、茶色に変わり美しい風景を作り出します。紅葉の季節は短くも美しい季節で、一瞬一瞬を大切にするということを思い出させてくれます。
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クレジット: Julia Kivelä
フィンランド語で紅葉は『ruska(ルスカ)』と呼ばれ、秋になると葉の色が黄色、オレンジ、赤、茶色に変わり美しい風景を作り出します。紅葉の季節は短くも美しい季節で、一瞬一瞬を大切にするということを思い出させてくれます。
フィンランド北部の紅葉のピークは例年9月の2週目で、10日間ほど続きますが、気候条件より年によって異なります。晴れて暖かければ紅葉の期間は長くなり、風が強ければ短くなります。 フィンランド南部ではたいてい9月下旬から10月初旬が紅葉の季節です。紅葉が楽しめる地域は、2~3週間に500kmの速さで北から南へと移り変わります。
秋の寒い気候と日照時間の減少により葉の生い茂る樹木、植物、低木の光合成が停止します。葉のクロロフィルが分解され、『ruska(ルスカ)』の素晴らしい色をもたらします。カエデとアスペンの葉は深い赤やオレンジになります。ナナカマドは多色の葉と実を見せつけ、散りゆく白樺の葉は金色の雨の中を歩いているような気分にさせてくれます。
Ruskaretki(ルスカレトゥキ)はフィンランド人も旅行者も同様に多くに人々が楽しむ典型的なアウトドアアクティビティです。基本的にそれは街でも森でも丘でも、素晴らしい紅葉を見にハイキングや旅に出かけることです。2時間から2週間まで、希望に合わせてハイキングを楽しみましょう。
フィンランドでのルスカレトゥキには、どこであっても視界が開けた場所に行けば遠くまで見渡すことができます。木々の紅葉だけでなく、とりわけラップランドでは大地の紅葉もお見逃しなく。過酷な気候条件にさらされて、高い木に守られることもなかった低木は、秋色の海を創り出します。ラップランドの丘が秋に人気の旅先であるのも当然のことです。
9月の気温は日中+20℃になることもあれば、夜にはわずか+10℃(さらには氷点下)になることもあります。脱ぎ着できるように重ね着をしっかり用意しておきましょう。防水の靴やジャケットも必須です。長期滞在には、雨が降った時のシェルターとしてテントを持って行きましょう。フィンランドでのハイキングと必要な用具についてはNationalparks.fiでご覧ください。
休憩しておやつを楽しむのもルスカレトゥキの醍醐味です。ホットチョコレート、ジュース、コーヒー、ティーなどを入れた魔法瓶を持参しましょう。サンドイッチ、フルーツ、ナッツなどは簡単にエネルギー補給のできるおやつです。キャンプファイヤーのできる場所で休憩すれば、ソーセージをあぶったり、ホットドッグを作ったりすることもできます。
素晴らしい紅葉を見るだけでなく、森ではキノコ、ビルベリーやコケモモのようなベリーもたくさん見つかります。小さなかごやバッグを持参して、自然の恵みを持ち帰りましょう。間違いなく食用のものを摘むためにも、とりわけキノコ狩りをするなら、経験豊富なガイドを雇うかツアーに参加しましょう。
フィンランドの自然享受権のべし・べからず集を詳しく読んでみましょう。
秋になると街から公園まで、紅葉はフィンランド中で楽しめます。なにか特別なものを探しているなら、すばらしい秋の景色を見るのにおすすめの場所は以下の通りです。