白夜はフィンランドを代表する自然現象
気候の差が激しい地で暮らすフィンランド人は、その差に慣れています。極寒の冬は、フィンランドを代表する自然現象でもある白夜と真反対の様相です。
多くの人が、フィンランド人は冬に日光がないのにどうやって生きているのだろう、と不思議に思っていますが、夏には日光が24時間も射すのです。この強烈な光のコントラストは、フィンランドのあらゆる生活に大きな影響を与えています。
公共スペースが、夏になると活気づくのも頷けます。厳しい冬の後、終わりのない日差しをみんな待ち遠しく思っています。フィンランドの夏は家の外で、短くも甘い季節を楽しみ、心配事はまた夜が暗くなる季節まで先送りにしてしまいます。