フィンランドの2023年新規オープン美術館・博物館のお手軽ガイド

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チャペ美術館の内部。

クレジット: Sara Terho

フィンランドで最近オープンした美術館・博物館

美術館・博物館に関して言えば、フィンランドには選ぶのに困るほどたくさんの選択肢があります。なぜなら、フィンランド国内には1000以上の美術館・博物館が点在しているばかりか、新しいものもどんどんオープンされるからです。活気にあふれるフィンランドの文化環境では、新規の楽しい美術館・博物館が定期的にオープンします。

何か面白いアクティビティをお探しなら、フィンランドで最近オープンした非常にエキサイティングな美術館・博物館のクイックガイドをご覧ください。現代アートの美術館から子供が遊べる博物館まで取り扱っています。寒い季節になると、美術館・博物館のような屋内アクティビティの選択も捨て置けません。

2023年10月16日更新の記事。

1.チャペ アートハウス、Tammisaari

展示されているコレクションに加えて、美しい木造建築とその海辺のロケーションも芸術の一部となっている新しいチャペ(Chappe)美術館は、「心と土地の風景における芸術的な冒険」ができることを約束しています。

「海のそばのアートハウス」とあだ名されるチャペは、フィンランドの沿岸部・群島地域にある歴史あふれる町タンミサーリ(Tammisaari)の中心部にあります。ヘルシンキからは車に乗って約1時間で行けます。モダンアートと建築がひとつに融合した美術館には、建築とアートワークが融合する体験を生み出すために才能ある建築家や職人たちの作品が集められてきました。

美術館には多様な北欧美術のコレクションがあります。その多くは美術館の名前に隠された後援者であり、インスピレーションの担い手でもある、有名なアルベルト・デ・ラ・チャペル教授から贈られたものです。地元の職人たちに捧げられ、地域社会のイベントを開催している美術館は、この地域にとって独特で貴重な文化的ハブとなっています。

開館時間については、Chappe.fi をご覧ください。美術館の館内ではアクセシビリティが配慮されていますが、中庭には凹凸のある石が使用されています。

クレジット : Sara Terho
クレジット: Sara Terho

2.マルヴァ ヴィジュアルアート美術館、ラハティ

Malva(マルヴァ)は、アート、デザイン、ポスター、文化など、ヴィジュアルなあらゆるものを取り扱う新しい美術館です。美術館では現代ビジュアルアート展が定期的にローテーションで開催されています。美術館があるラハティ(Lahti)はヘルシンキから電車で1時間足らずの場所にある都市です。

エキサイティングな展覧会がローテーションで開催される一方で、常設展としてフィンランドの Ekho Collective グループの特別な芸術品が展示されており、これから先も鑑賞できます。

同グループが制作した魅惑的な作品であるAhtoは美術館の光のギャラリーに永久的に置かれています。これは、美術館に入館する人の流れに応じて変化し、水を想起させる多感覚的な体験です。

Malvaの詳細と開館時間については、malvamuseo.fi を参照してください。

Credits: Malva Museum

3.Aalto2、ユヴァスキュラ

Aalto2は、フィンランドのデザインを愛する人には必見の場所です。この独特の新しい美術館センターでは、一箇所にある素晴らしい建築の中に多様な芸術形態が集められています。これは、Aalto2 のネーミングの由来である、世界的に有名なフィンランドのモダニスト建築家・デザイナーのアルヴァ・アアルトの究極の願いを実現するものです。

フィンランド中部のユヴァスキュラ(Jyväskylä)に位置する Aalto2は、アルヴァ・アアルトが設計したフィンランド中央博物館とアルヴァ・アアルト博物館の2つの建物を組み合わせるものです。

その結果、ミニマリスト的な素晴らしい建築とデザインによって、文化遺産、芸術、歴史が称えられています。人間の創造性が持つ多様な側面を取り扱う多面的なプログラムが展開されていますので、Aalto2には誰もが楽しめる何かがあります。

開館時間は季節によって変わります。詳細については、aalto2.museum を参照してください。Aalto2はアクセシビリティが配慮されています。

クレジット : Alvar Aalto Foundation, Maija Holma
クレジット: Elina Brotherus, Alvar Aalto Foundation

4.レイッキ遊びの博物館、エスポー

Museum of Play Leikki(レイッキ遊びの博物館)は、新しい博物館として、そして遊び心のある博物館として、フィンランドで一、二を争います。それは遊び、玩具、子供時代に特化した博物館だからです。そして、子供だけを対象としていません。ポップカルチャーを取り上げることの多い展覧会や、過去の玩具や遊びを展示する「遊びの実験室」という常設展を通じて、大人も懐かしい子供時代に戻ることができます。さまざまな時代の幼少期がどのようなものだったかを見るのは非常に興味深いものがあります。

ヘルシンキに隣接する都市エスポー(Espoo)に位置する厳選されたコンパクトな博物館は、人生に喜びと遊びを増やすことを大人と子供の両方に教えます。博物館へは地下鉄(Tapiola駅)で簡単に行くことができます。

レイッキ遊びの博物館については、museoleikki.fi を参照してください。

クレジット : Museum Leikki, Ella Karttunen

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