自然とライフスタイル 2/2
レッスン2
レッスン2では、自然との結びつきを探す具体的な方法を深く探っていきます。フィンランドでは誰もが自然に囲まれていて、子供から老人まで自然はフィンランドのアイデンティティーの重要な部分の一つです。私たちフィンランド人は、天候にかかわらず1年を通じて自然に浸ることが習慣になっています。
このレッスンで学ぶこと
Mikaelaと一緒に、簡単な自然探索と自然の中にいる時間について学び、フィンランド人の自然と幸福への結びつきがどのように育まれてきたのかに親しみます。Mikaelと自然との関係は、現代のフィンランド人と自然との結びつき、自分たちが周りの環境とどのように交わるのかということを探りながら現代社会で森を楽しむということです。このレッスンでは場所を限らずどこでもできる自然界への感謝の気持ちに根ざした自然との結びつきを掘り下げます。ハイキングの基本を学び、自然の中にいると心がすっきりして新しいことを考える余裕が生まれ、リラックスして創造性を育むことができるということを学びます。自然の中でほんのわずか時間を過ごすだけでもインスピレーションがわき、元気を取り戻すことができます。キャンプの基礎と自由に探索して心から自然と結びつくことができる自然享受権について学びましょう。
自然がもたらしてくれる変化
意味深く実用的な方法で自然界と有意義に結びつく
キャンプの基礎と自然享受権を学び、自然を探索して深い結びつきを得る
Mikaelaとのセッションで、『森はただハイキングをする場所』という私の先入観は変わり、自然とより深いつながりを感じるようになりました。私が学んだもっとも大きな教訓は時間がゆっくり経過していくのを感じることが重要だということです。
– Chihiro, 日本
コーチ Mikaela Creutz
Mikaela Creutzは東ラップランドに住む自然愛好家、ハイカー、写真家です。彼女は、自然を強く重視した広報、デジタルマーケティング、写真家として会社で働いたり、フリーランスとして仕事をしたりしています。できるだけありのままの自然に近い場所で暮らすことは、いつもMikaelaの夢の大きな部分を占めていました。彼女は自然に囲まれていると落ち着きます。
Mikaelaは約15年間、ヘルシンキの金融業界で働いていました。ちょうど10年前、初めての大自然の探索を体験し、ハイキングとトレッキングに夢中になってから、後戻りすることはありませんでした。後に北部に引っ越すと、ヘルシンキはすべてのもの、とりわけ北部の大自然から、とても遠いと感じられるようになりました。それ以来Mikaelaは毎月新しい場所を探索し続け、フィンランド中、とりわけラップランドと北部の大自然を訪れています。
Mikaelaは人々がフィンランドの自然を探索できるように、ハイキングのボランティアをしています。2018年、自然に近い場所に引っ越すという夢を叶え、クーサモで写真を勉強することになりました。
Mikaelaは積極的に旅やハイキングに出かけ、写真を撮り、とりわけラップランドの自然に興味を持ちながらフィンランド中の自然を探索しています。冬でも夏でも、彼女は1年中テントを持って大自然の中にハイキングに出かけるのが大好きです。Mikaelaは、写真やストーリーを通して、人々に、フィンランドの自然の美しさを体験したい、ハイキングをしたいという気持ちになって欲しいと願っています。
レッスンを見る フィンランドの自然に精通する
タスク
- 立ち止まって心やすらぐ場所を見つけましょう。立っていても座っていてもどちらでも大丈夫です。
- しばらく目を閉じて、足元にある大地を感じましょう。何度かゆっくりと呼吸して、体と心をリラックスさせましょう。
- 耳に注意を向けてみましょう。聞こえてくるのは、鳥の鳴き声ですか、風に揺れる葉の音ですか、それとも?
- 目を開けて周囲の自然を観察し、見えるもの、香り、色、感覚に注意を向けてみましょう。
- 木々の葉の様々な色合いやコントラストなど、さらに詳細を観察してみましょう。木々の間から差してくる日差しや植物の様々な緑の色合いを注意深く見てみましょう。
- 近くにある森を感じてみましょう。木の幹に触れたり、足元の地面を感じたり、風がやさしく頬に吹き付けるのを感じたりしてみましょう。
- その瞬間に浸って、五感を使って自然を観察してみましょう。その瞬間に心を集中して新しいものに心を開きましょう。
- 自分が選んだ場所に数分とどまって、周囲の自然を楽しみそれらがどんな風に自分に影響するのか感じ取ってみましょう。
- 観察が終わったら、再び目を閉じて静寂と自然との結びつきを楽しみましょう。